SAGA27
第27回SAGAシンポジウムは以下のように、対面で開催いたします。
多くの皆様のご参加をお待ちしております!
参加申し込みフォーム:https://forms.gle/bZxkv9HhpRRf6HVz9
(申し込みなしの当日参加も歓迎!)
テーマ:「見て、知って、変わる:人と動物の未来のために」
会場:中央大学後楽園キャンパス
日時:2025年11月29日(土)10:25~17:30

* ポスター発表終了後に簡単な交流会を開催する予定です。
* 交流会の参加者には飲み物代として、500~1000円の範囲(当日までの参加予定者数で決定)
をご負担いただく予定です。
ダウンロード、データ/印刷での配布や掲示はご自由にどうぞ
ポスター発表とブース出展
<ポスター発表>
大型類人猿をはじめ、さまざまな野生動物に関する発表を歓迎します。研究発表のほか、保全・動物福祉・環境教育など、どのようなテーマでも結構です。
また、新規の発表内容のほか、他の学会等で発表済のポスターでの参加も歓迎しております。その場合、申し込みの際に「既発表」欄にチェックを入れてください。
日時:2025年11月29日(土) 15:30~17:30 (設置は10:00ごろから可能)
場所:中央大学後楽園キャンパス 5号館3階
ポスターサイズ:幅90cm程度、高さ180cm以内
応募フォーム:応募は締め切りました。
<ブース出展>
日時:2025年11月29日(土) 10:00以降~17:30
場所:中央大学後楽園キャンパス5号館 大講義室前スペース
ブース出展団体
・特定非営利活動法人 市民Zooネットワーク
・特定非営利活動法人 日本オランウータン・リサーチセンター
・大阪大学 人間科学研究科 比較行動学研究室
・公益財団法人 日本モンキーセンター
・認定NPO法人ボルネオ保全トラスト・ジャパン

参加方法
類人猿、野生動物の保全・研究、動物園に関心のある方をはじめ、どなたでもご参加いただけます。
一般の方、中学生・高校生の皆さまの積極的なご参加をお待ちしております! 参加費は無料です。
当日の飛び入り参加も歓迎ですが、スムーズな運営と来場者数把握のため、ぜひ以下のフォームから事前にお申し込みください。 ご協力をお願いいたします。
参加申し込みフォーム:https://forms.gle/bZxkv9HhpRRf6HVz9
<開催場所>
中央大学後楽園キャンパス 5号館5階 大講義室 <Google mapとアクセス> <キャンパスマップ>
最寄り駅:後楽園駅(東京メトロ丸ノ内線、南北線)、春日駅(都営大江戸線、三田線)
プログラム
10:00開場 ※開場時間前も建物内へは立入り可
10:25-10:30
開会のあいさつ・司会 徳山奈帆子(中央大学理工学部生命科学科)
シンポジウム テーマ「見て、知って、変わる:人と動物の未来のために」
(中央大学後楽園キャンパス5号館 大講義室)
10:30-11:00
動物園から社会を変える
村田浩一(日本動物園水族館協会/よこはま動物園ズーラシア)
動物園の役割について最近よく考える。従来はレクリエーション、種保全、調査研究、環境教育の4つが提唱されてきたが、地球環境や生物多様性の危機が深まる今、保全への貢献がより重要視されている。その中でレクリエーションの意義は軽視されがちだが、都市の中で緑が溢れる動物園は、飼育下動物のみならず来園者の心身を癒し脱炭素にも寄与する。生態系の大切さを楽しみながら学び、ヒトが動物の一種として持続可能に生きる社会へと変革をリードする存在として、動物園の新たな価値を追求したい。
シエラレオネのチンパンジーサンクチュアリ:動物の「幸せ」は誰が決める?
樺澤麻美(京都大学アフリカ地域研究資料センター)*シエラレオネからの遠隔講演
西アフリカのシエラレオネにあるタクガマ・チンパンジー・サンクチュアリは今年で設立30年を迎え、現在119個体のチンパンジーを飼育している。そこには、チンパンジーの日々の世話をする現地の人々、欧米からの運営陣・ボランティアといった、異なる動機や動物に対する価値観・理想像を抱く人たちが集まっている。本講演では日々の飼育の実践の中で垣間見られる、彼らの「動物の幸せ」に関する考えを紹介する。
11:00-11:30
11:30-12:00
みんなちがうからこそ考える、動物福祉への配慮のかたち
山梨裕美(京都市動物園 生き物・学び・研究センター)
動物の心身の状態(動物福祉)への配慮は、動物園や水族館など、動物に関わるあらゆる場面で欠かせなくなった。科学的な根拠にもとづいた取組が基本となるが、その形は文化や環境など、さまざまな条件によって影響を受ける。そうした多様性は、それぞれの場所ならではの工夫を生み出す一方で、課題をより複雑にすることもある。本発表では、動物園・水族館における動物福祉の取組をいくつか紹介しながら、科学的な視点と文化的な視点の両面から、よりよい関わり方について考えていきたい。
12:00-13:00
昼休み (会場周辺には飲食店があるほか、会場内でのお弁当等の飲食も可能です)
13:00-13:30
ネイチャーポジティブ時代の霊長類研究・動物園の役割
深野祐也(千葉大学大学院 園芸学研究院)
ネイチャーポジティブという言葉が代表するように、ごく最近になって多くの企業が生物多様性に関心を持ち、取り組むようになった。その理由は、ビジネスが多種多様な生態系サービスの恩恵を受けており、この恩恵を持続的に享受するために、生物多様性に取り組む必要があるという認識と制度が広まってきたためである。動物園は直接的にはビジネスと接する機会は少ないが、大きなポテンシャルがあると考える。本講演では、この新しい潮流の中での霊長類研究・動物園が果たす役割に関する試論を述べ、みなさんと議論したい。
13:30-14:00
マハレにおけるチンパンジー研究と〈エコ〉ツーリズム
中村美知夫(京都大学大学院 理学研究科)
野生動物を対象とした観光は、本来「〈エコ〉ロジー」に十分な配慮をし、「見る」ことを「知って、変わる」ことに繋げるのが理想である。一方で、観光業は収益を求めるものでもあるため、常に顧客の満足や費用対効果といった「〈エコ〉ノミー」にまつわる問題も付随する。チンパンジーの長期調査地であるタンザニア、マハレ山塊でのチンパンジー観光の実態を紹介しつつ、こうした〈エコ〉ツーリズムの二面性について考える。
14:00-14:30
ボノボとの出会いは保全意識を育むか?:保護区内外の中高生への調査から
徳山奈帆子(中央大学 理工学部生命科学科)
野生動物を見ること、そして知ることは、その動物の保全によい影響をもたらすだろうか?コンゴ民主共和国ルオー学術保護区では、ボノボと地域の住民は同じ森を利用しており、両者の出会いが比較的高い頻度で発生する。ボノボについての知識や遭遇経験が、保全意識にどのような影響を及ぼすか検証するために、保護区内外の中高生を対象にアンケート調査を行った。本講演では、住民とボノボの遭遇事例やアンケートの結果から、大型類人猿と人の共存について考えたい。
14:30-15:00
総合討論
ポスター発表
(中央大学後楽園キャンパス5号館3階)
15:30-16:30
奇数番号ポスター コアタイム
16:30-17:30
偶数番号ポスター コアタイム
主催: SAGA





