11月16日(火)
13:00-16:00 日本のチンパンジーの将来像
【4階フロイデホール】
日本が保有する約400個体のチンパンジーの将来を、さまざまな角度から考えます。
企画者:
松沢哲郎・松林清明(京都大学霊長類研究所)、吉川泰弘(東京大学・農学生命科学)、平井百樹(東京大学・新領域創成科学)、吉倉廣(国立国際医療センター)、鈴木宏(宮川庚子記念研究財団)、早坂郁夫(三和熊本霊長類センター)、吉原耕一郎(東京多摩動物公園)
13:00-13:15
松林清明・松沢哲郎(京都大学霊長類研究所)
企画説明
13:15-13:45
平井百樹(東大・新領域創成科学)
遺伝子研究とチンパンジー
13:45-14:15
鵜殿俊史(三和熊本霊長類センター)
三和チンパンジーの繁殖実績と現状
14:15-15:00
小寺重孝(日本モンキーセンター)
日本モンキーセンターの40年
15:00-15:45
ジョゼフ・アーウィン(米国バイオコル社)
アメリカの大型類人猿:現状と将来展望
(英語での発表です)
15:45-16:00
総合討論
16:00-17:00 ポスター・セッション
【2階】
(COE国際シンポジウムと共通です)
17:00-19:00 参加者の交流分科会(ラウンド・テーブル)
A:動物園・博物館関係者の集い (担当:吉原耕一郎・伊谷原一)
【3階・会議室1】
B:野生保全に関わる集い (担当:山越言)
【2階・研修室】
C:ゴリラのブリーディングローンを考える (担当:山際寿一、吉原正人、黒鳥英俊)
【2階・多目的研修室】
D:エンリッチメントの若手研究者の集い:インターネットを使った動物園間の情報交換システムの構築に向けて(世話人:森村成樹・落合知美・前田典彦)
【4階・フロイデホール】
X:ビジネス・ミーティング(チンパンジー委員会)
【4階・特別会議室】
上記の自由集会ならびに研究打ち合わせ会などをおこないます。ポスター会場でそのままご歓談くださってもけっこうです。茶菓の用意がしてあります。
11月17日(水)
9:20-12:00 類人猿飼育における環境エンリッチメントへのアプローチ
【4階】
環境エンリッチメントのさまざまなくふうについて情報交換します。東京多摩、札幌円山、横浜ズーラシア、林原博物館など、最近の新しい試みや将来構想についてお話を聞きます。
企画者:
吉原耕一郎(東京多摩動物園)、伊谷原一(林原博物館)
9:00
吉原耕一郎(東京都多摩動物公園)
企画の主旨
9:05
川端裕人(サイエンス・ジャーナリスト)
アメリカにおける環境エンリッチメントの展開状況
9:50
日橋一昭(埼玉こども動物自然公園)
飼育係の環境エンリッチメントに対する意識調査(中間報告)
10:05
島原直樹(東京都多摩動物公園飼育課)
新チンパンジー舎にかけた夢
10:20
佐藤正吉(東京都多摩動物公園工事課計画係長)
設計する側からの一言
10:40
渡辺則行(札幌円山動物園飼育課)
新類人猿舎への要望
10:55
堀田里佳(鉄川建築設計事務所)
構想を図面に-設計者の苦労-
11:15
堀浩(CBSG日本調整者)・勝村実(総合設計研究所)
ズーラシアの動物舎設計
11:40
伊谷原一(林原類人猿研究センター)
展示のエバリュエーションについて
11:50-12:00
総合討論
13:00-16:00 野生保全への多様なアプローチ
【4階】
野生生物保護の現状とさまざまな試みを紹介し方法論について考えます。
企画者:
上原重男(京都大学霊長類研究所)、山極寿一(京都大学・理)、山越言(京都大・AA地域研究)、中村美知夫(日本モンキーセンター)
13:00-13:05
上原重男(京都大・霊長研)
企画の趣旨説明
13:05-13:35
小林聡史(釧路公立大/元JICA海外派遣専門家)
誰のための自然保護か?:アフリカにおける保護区
(Conservation for whom?:Protected areas in Africa)
13:35-14:05
James V. Wakibara(京都大・理/タンザニア国立公園局)
Local People as Part of Great Ape Conservation: A Change in Approach for Managing National Parks in Tanzania
(類人猿保護の一翼を担う地域住民:タンザニアの国立公園管理における取り組み方の変化)
14:05-14:25
加納隆至(京都大学霊長類研究所)
タンザニアにおける分布限界域のチンパンジーの現状と保護
14:25-14:45
橋本千絵(京都大学霊長類研究所)
熱帯雨林の利用と保護との両立にむけて~ウガンダ・カリンズ森林の事例
14:45-15:05
山極寿一(京都大学・理)
カフジ山で起きたゴリラの虐殺
15:05-15:25
山越言(京都大学・AA地域研究)
野生生物保全活動と地域住民のくらし:ギニア共和国ニンバ・ボッソウ地域の事例から
15:25-15:40
鈴木晃(京都大学・霊長研)
オランウータン孤児の密輸入とインドネシア・カリマンタンの森林保護
15:40-16:00
総合討論
コメンテーター:福田史夫(共立薬大/元JICA海外派遣専門家)
16:00-17:00 ポスター・セッション
【2階】
(COE国際シンポジウムと共通)
17:00-18:30 記念講演 【4階】
(COE国際シンポジウムと共通)
紹介:長谷川寿一(東京大学)「オランウータンとわたし」を訳して
講演者: ビルーテ・ガルディカス(Birute Galdikas)
演題: 野生オランウータンとともに-失われゆくエデンの園から-
ガルディカスさんは、野生チンパンジー研究のグドール、野生ゴリラ研究のフォッシーと並んでリーキー3姉妹と称される方で、野生オランウータン研究の第一人者です。1971年以来28年間にわたってボルネオで野外研究を継続しています。著書が最近翻訳出版(新曜社)されました。名著の評判が高く、翻訳もすばらしいものです。ぜひご購読ください。なお、2階書籍売り場で、著者割引にて頒布します。
18:30-20:00 懇親会
【2階】
(これのみ参加費が必要です)
ポスター発表
今回は、サガ・シンポジウムと連動するCOE国際シンポジウムのポスター発表と兼用します。ポスターの大きさは90*180cmです。ポスター展示は11月16日からCOEシンポジウムの終了する20日まで展示できます。事前にご連絡いただければ、遠方の方のためにポスター展示・回収業務を事務局が代行します。なお、期間中のポスター展示において、各演題につき5分間程度の口頭説明の時間(OHP,ビデオなどのAV機器使用可)が確保されています。詳しくは事務局にお問い合わせください。
ポスター演題
(SAGAにおける日本語発表のもののみ)
S1
吉原耕一郎・島原直樹・佐藤正吉(東京多摩動物公園)、伊谷原一(林原博物館)
東京都多摩動物公園のチンパンジーと新舎の構想
S2
渡辺則行(札幌円山動物園)・堀田里佳(鉄川建築設計事務所)
札幌円山動物園のチンパンジーと新類人猿舎の構想
S3
堀浩(横浜ズーラシア)・勝村実(総合設計研究所)
横浜ズーラシアの動物舎設計
S4
伊谷原一・森村成樹・不破紅樹(林原類人猿研究センター)
林原類人猿研究センターとチンパンジーたち
S5
門田智恵美(わんぱーくこうちアニマルランド)
わんぱーくこうちアニマルランドにおけるチンパンジーの環境エンリッチメント
S6
堤秀世(伊豆シャボテン公園)
伊豆シャボテン公園における環境エンリッチメントの試み
S7
宮沢厚(那須ワールドモンキーパーク)
那須ワールドモンキーパークとチンパンジーたち
S8
熊崎清則・前田典彦(京都大学霊長類研究所)
京都大学霊長類研究所のチンパンジー飼育施設と環境エンリッチメントの試み
S9
道家千聡・松沢哲郎(京都大学霊長類研究所)
飼育チンパンジーの食物の好み:100品目の嗜好テスト
S10
上野吉一(北海道大学実験生物センター)・落合知美(京都大学霊長類研究所)
カニクイザル・オス個体の再ペアリングの試み:プレイケージの利用
S11
森村成樹(林原類人猿研究センター)・落合知美・前田典彦(京都大学霊長類研究所)
インターネットを使った情報開示の実
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