ジェーン・グドール博士を偲んで
- tokuyamanahoko
- 8 時間前
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ジェーン・グドール博士が、2025年10月1日に逝去されました。
グドール博士は、1960年にタンザニアのゴンベ渓流国立公園(Gombe Stream National Park)でチンパンジーの研究を開始され、長期調査を通じて彼らの豊かな社会性や知性について、数多くの画期的な発見をされました。その研究活動に留まらず、ゴンベを越え、世界中のチンパンジーの保全と福祉に多大なる貢献をされました。
博士が設立されたジェーン・グドール・インスティテュート(Jane Goodall Institute)の活動は多岐にわたり、特に青少年プログラム「ルーツ&シューツ(Roots & Shoots)」を通じて、世界中の若い世代に環境保全と平和の大切さを伝えられました。
各地のチンパンジー保全団体やサンクチュアリの設立に尽力されました。SAGAの設立とともに提言されたサガ・プリンシプル(大型類人猿の研究・飼育・自然保護にかんする提言)にもご賛同をいただき、長きにわたり私たちの活動に対し積極的なご支援を賜りました。SAGAシンポジウムにも幾度となくご参加いただき、参加者一人ひとりに温かいメッセージを語りかけてくださいました。
グドール博士は、世界の人々のチンパンジーへの認識を根底から変革し、チンパンジーと、そしてすべての生命が共存する未来のために生涯を捧げられました。
ここにSAGA世話人一同、深い尊敬と心からの哀悼の意を捧げます。




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