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ジェーン・グドール博士を偲んで

  • tokuyamanahoko
  • 8 時間前
  • 読了時間: 2分

ジェーン・グドール博士が、2025年10月1日に逝去されました。


グドール博士は、1960年にタンザニアのゴンベ渓流国立公園(Gombe Stream National Park)でチンパンジーの研究を開始され、長期調査を通じて彼らの豊かな社会性や知性について、数多くの画期的な発見をされました。その研究活動に留まらず、ゴンベを越え、世界中のチンパンジーの保全と福祉に多大なる貢献をされました。


博士が設立されたジェーン・グドール・インスティテュート(Jane Goodall Institute)の活動は多岐にわたり、特に青少年プログラム「ルーツ&シューツ(Roots & Shoots)」を通じて、世界中の若い世代に環境保全と平和の大切さを伝えられました。


各地のチンパンジー保全団体やサンクチュアリの設立に尽力されました。SAGAの設立とともに提言されたサガ・プリンシプル(大型類人猿の研究・飼育・自然保護にかんする提言)にもご賛同をいただき、長きにわたり私たちの活動に対し積極的なご支援を賜りました。SAGAシンポジウムにも幾度となくご参加いただき、参加者一人ひとりに温かいメッセージを語りかけてくださいました。


グドール博士は、世界の人々のチンパンジーへの認識を根底から変革し、チンパンジーと、そしてすべての生命が共存する未来のために生涯を捧げられました。


ここにSAGA世話人一同、深い尊敬と心からの哀悼の意を捧げます。

Saga6 (2003年)の来日に際し、林原類人猿研究センターで開催されたルーツ&シューツにて子どもたちに語りかけるグドール博士
Saga6 (2003年)の来日に際し、林原類人猿研究センターで開催されたルーツ&シューツにて子どもたちに語りかけるグドール博士
SAGA6にて、多摩動物公園のチンパンジー放飼場前で行われたグドール博士ご講演に聞き入る参加者たち
SAGA6にて、多摩動物公園のチンパンジー放飼場前で行われたグドール博士ご講演に聞き入る参加者たち
SAGA6集合写真
SAGA6集合写真
SAGA15(2012年)にて、円山動物園で行われたグドール博士のご講演
SAGA15(2012年)にて、円山動物園で行われたグドール博士のご講演

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