SAGA28
テーマ:「つなぐ:動物園と生息地、理論と実践、動物園の過去と未来」
会場および日時:
2026年11月28日(土) 大阪ECO動物海洋専門学校 11:00~17:00
11月29日(日) 大阪市天王寺動物園 10:00~15:00

ポスター発表
参加方法
類人猿、野生動物の保全・研究、動物園に関心のある方をはじめ、どなたでもご参加いただけます。
参加方法:どなたでも無料でご参加いただけます(2日目会場の天王寺動物園は入園料が必要です)。
両日とも、会場の定員には限りがありますので、上限を超えた場合には入場制限をさせていただく場合があります。
1日目シンポジウム終了後に懇親会を予定しています。こちらは別途申し込みが必要です。会費は4000円ほどを予定しています。
参加申し込みフォーム:近日公開予定
▼ポスター発表
SAGA28では、1日目にポスター発表を行います。
大型類人猿をはじめ、さまざまな野生動物に関する発表を歓迎します。研究発表のほか、保全・動物福祉・環境教育など、どのようなテーマでも結構です。新規の発表内容のほか、他の学会等で発表済のポスターでの参加も歓迎しています。なお、発表済みポスターの場合は、研究業績として扱われないことにご注意ください。
ポスターは、幅90cm程度、高さ180cm以内でご準備ください。1日目午後には、発表タイムを設けています。
ポスター発表申し込みフォーム: https://forms.gle/Qy7j8wuhd2i24HdAA
締め切り: 11月15日(日)
▼ブース展示とNPO紹介
1日目に動物や動物園に関係する団体のブース展示をおこないます。長机1つ、椅子2つご用意いたしますので、活動の紹介や物品の販売、寄付金の募集などしていただけます。また、1日目午後には、NPO紹介の時間と教室を用意しています。1団体15分ほどでご紹介ください。
予定団体
・特定非営利活動法人 市民ZOOネットワーク
・公益財団法人 日本モンキーセンター
・認定NPO法人ボルネオ保全トラスト・ジャパン
・特定非営利活動法人 日本オランウータン・リサーチセンター
・大阪大学 人間科学研究科 比較行動学研究室
▼サイレントオークション
1日目にサイレントオークションを開催します。不要もしくは寄付できる動物関係のグッズやパンフレットなどをお持ちください。教室を用意しますので、そこに専用用紙とともに置きます。開催時間は10:30~16:00です(持ち込みは12:00まで)。
サイレントオークションは、会場に並べられているものを見て、欲しいものの用紙に名前と金額を記入するシステムです。欲しい人がそれより高い金額をつけていき、最終的に一番高い金額をつけた方が落札となります。売上は寄付金となります。ぜひ、オークション品を眺めながら、たくさんの交流がうまれればと思います。入札は、少額ずつ金額をあげて名前を書いて楽しむのがコツです。
▼本の販売
参加者による本の販売もおこないます。販売用の教室を作りますので、各自で持ち込み、値段設定をしてください。著者割りなど、一般の価格より安く購入できるようにしていただけると嬉しいです。料金入れ(貯金箱)もご持参ください。物品の管理は各自でよろしくお願いいたします。残った本は持ち帰るか、寄付となります。
▼大阪ECOの見学ツアー
1日目には、大阪ECOの建物内にある動物飼育施設を見学するツアーを開催します。1班8名で学生が案内いたします。詳細は、後日ご案内いたします。

プログラム
1日目 大阪ECO動物海洋専門学校 7、8、9階教室
11:00-11:05
開会のあいさつ 竹ノ下祐二(SAGA世話人会代表、岡山理科大学)
シンポジウム 第1部「動物園と教育機関の新たな関係:この30年の変化」
11:05-11:25
11:25-11:55
動物園との協力と就職 ふれんどしっぷガーデンについて(仮)
粟津邦彦(大阪ECO動物海洋専門学校 副校長)
動物園で行動観察を楽しむ―日米の動物園の人たちとの協同の経験)
中道正之(大阪大学大学院 名誉教授)
ゴリラがイチジクの大木の枝を目がけて棒を投げ上げた。バッシャと音がし、落ちてきた実と葉っぱを拾って食べた。ゴリラの道具使用を偶然に目撃したのは1996年の秋、サンデイエゴ動物園サファリパーク(カリフォルニア)。このときの感動をきっかけに、ここで暮らすゴリラたちを20年近く、短期間だが毎年観察させてもらった。日本の動物園でもキリンやクロサイの子育てなどを長期に観察させてもらった。観察で明らかにできたことを紹介しながら、私が考える動物園動物の行動観察の魅力、重要性、そして、動物園の人たちとの協同についてお伝えする。
12:00-13:00
13:00-14:00
昼休み
学校内に食堂はありませんが、近くには小規模のスーパーやコンビニ、飲食店が点在しますので、それらの利用をおすすめします。学校への持ち込みも可能です。
ポスター展示、ブース展示、本の販売、サイレントオークションもご覧ください
分科会、ポスターセッション、NGO紹介
分科会
テーマごとに各教室に分かれて議論をおこないます。
動物園が求める人材、オランウータンの種別調整、チンパンジーの種別調整、等のテーマを予定しています。
14:00-16:00
ポスター発表 (発表コアタイム 奇数番号14:00-14:40、偶数番号15:00-15:40)
NPOの紹介タイム(6団体×15分)
シンポジウム第2部「30年の変化と将来に向けて」
16:00-16:50
分科会からの報告と総括トークセッション
2日目 天王寺動物園 TENNOJI ZOO MUSEUM多目的ホール
シンポジウム第3部「飼育チンパンジーの過去と未来」
10:00-10:05
開会のあいさつ
向井猛(独立行政法人天王寺動物園 園長)
10:05-10:20
日本の動物園で初飼育チンパンジーの太郎から100周年(仮)
平田聡(京都大学野生動物研究センター 教授)
記録に残る限りで日本国内の動物園で最初に飼育されたチンパンジーは、大阪市動物園(現在の天王寺動物園)の太郎である。太郎が日本に来たのは1926年で、今年はそれからちょうど100周年にあたる。太郎の後、国内の他の動物園もチンパンジーの導入に乗り出した。第2次世界大戦による動物園の縮退、戦後の復興などを経たのち、1970年代中盤からは医学実験目的でのチンパンジーの導入が盛んにおこなわれた。1980年に日本がCITESを批准し、それから間もなくして野生チンパンジーの輸入はなくなった。本発表では、こうした日本のチンパンジー飼育の歴史を振り返る。
10:20-10:50
飼育チンパンジーの故郷をゲノムで知り、未来に繋げる
早川卓志(北海道大学大学院 助教)
日本の飼育チンパンジーはアフリカから来た個体とその子孫です。西アフリカから東アフリカまで、何千キロメートルとなる広大な大地に暮らしていました。遺伝子解析が進んだ結果、チンパンジーは4亜種に分けられることがわかり、日本の飼育個体でも亜種が判定されました。技術は進み、現在、全ての遺伝子情報である「ゲノム」の解析が、アフリカの野生チンパンジーを対象にできるようになりました。その野 生のゲノム情報と突き合わせることで、飼育チンパンジーたちの故郷、つまりどの国のどの森から来たということも、明らかにできるようになりつつあります。絶滅危惧種のチンパンジーを保護していく上で、飼育個体の故郷を特定することの意味と、それがチンパンジーの未来にどう繋がっていくのか、考えてみたいと思います。
10:50-11:05
SAGAとGAINとチンパンジー飼育:情報が現場に(仮)
久川智恵美(和の森わんぱーくこうち)
11:05-11:20
飼育下チンパンジーの個体群管理
福守朗(鹿児島市平川動物公園)
国内では1984年にチンパンジーの血統登録が開始され、各個体の血縁関係や移動履歴等が正確に記録されてきた。当初はJAZA加盟園館のみが対象であったが、徐々に非加盟施設からの協力も得られるようになった。2000年以降の全国的な亜種判定により複数の亜種および亜種間雑種の存在が明らかとなり、現在は西アフリカ由来の亜種(ニシチンパンジー)とそれ以外に分けた管理が行われている。遺伝的多様性の維持を図るために、個体群解析ソフトによるデータも参考にしつつ、個体群管理が進めてられている。
11:20-11:35
天王寺の群れの現在と未来
中島野恵(独立行政法人天王寺動物園)
日本で飼育されているチンパンジーは、西アフリカ由来の亜種(ニシチンパンジー)とそれ以外に分けた管理が行われ、天王寺動物園ではニシチンパンジー以外の個体を飼育している。日本動物園水族館協会(JAZA)の、遺伝的多様性を考慮したチンパンジーの個体群管理計画に基づき、2023年にナナコ(♀)、2025年にマリリン(♀)が来園し、当園のレックス(♂)との繁殖計画を進めている。今年5月にナナコが出産し、初産とは思えないほど落ち着いて子育てをしている。2頭のメスの仲間入りから子どもア マニ(♀)の成長、繁殖計画に基づいたレモン(♀)の搬出、今後期待されるマリリンの繁殖と、天王寺動物園のチンパンジーたちは転換期真っ只中。
11:35-12:00
質疑応答、ディスカッション
12:00-13:00
昼休み
天王寺動物園内にはフードコートや軽食が買える売店、キッチンカーがあります。また、てんしばエリアや新世界側にも、たくさんの飲食店があります。再入園にはチケットの半券が必要です。
レジェンドトーク「動物園と生息地、理論と実践、動物園の過去と未来」
13:00-14:30
山極寿一さん&黒鳥英俊さんによるフリートークセッション
14:30-14:35
閉会の挨拶
主催: SAGA
